IDC Japanは5月19日、国内中堅中小企業のIT市場動向を発表した。
発表によると、2007年の国内中堅中小企業IT市場規模はシステム刷新需要の増加やコンプライアンス対応が牽引し、前年比4.8%増の3兆8341億円となった。2008年は成長率が下落するものの、前年比3.9%増の3兆9820億円と堅調に推移する見込み。さらに2007〜2012年の年間平均成長率(CAGR)は大企業のCAGRより0.7ポイント高い2.9%と予測している。
同社が2008年2月に実施した国内中堅中小企業ユーザーの調査結果によると、2008年および2009年度のIT投資予算について、「増加させる」と回答した企業が43.2%、「横ばい」も含めると約80%を占めた。IT投資の重点分野については「セキュリティ/コンプライアンス強化」に加え、「市場分析」や「製品/サービス開発支援」などが挙げられている。
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