日本ビクターとケンウッドが米国時間5月12日、10月1日付けで経営統合すると発表した。
オーディオ機器メーカー2社の経営統合により、共同持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」が誕生する。本社は横浜。松下電器の傘下にあったビクターは、JVCのブランドで知られている。ケンウッドの会長である河原春郎氏が、共同持株会社の代表取締役会長に、ビクターの佐藤国彦社長が社長に就任する。
両社はこれまでも経営統合に向けて話し合ってきたが、ようやく経営統合することで合意した。両社は2007年より交渉を始め、車載システムや家庭用オーディオシステムの共同開発などをすることで合意した。
新会社はカーエレクトロニクス、ホームエレクトロニクス、業務用ワイヤレスシステム、新プロダクト開発などを柱とする。経営統合により、ライバルが多くひしめく日本の家電市場で、コストの削減や流通の拡大を図りたい考えだ。同じ理由で、ビクターは4月、国内のフラットパネルテレビ事業から撤退する意向を明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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