LG電子とプラダは5月8日、プラダブランドの携帯電話「PRADA Phone by LG(852i)」を日本でも投入すると発表した。6月よりNTTドコモから発売される。
価格は近日中に発表としており、明言を避けたが、付属の専用レザーケースだけでも3万円は下らないと言われており、10万円前後の価格が予想されている。
PRADA Phoneは、2007年3月にヨーロッパで発売された。プラダの名を冠し、従来のキーパット入力に替えて3インチの全画面フルタッチスクリーンを搭載した携帯電話として人気を博した。現在では、世界40カ国で80万台を販売したという。
今回のPRADA Phone by LG(L852i)は、おサイフケータイには対応していないものの、2MピクセルCMOSカメラ(独Schneider KREUTZNACH社公認レンズ採用)、FOMAのハイスピード、WORLD WING(3G)、iモードやフルブラウザ、Music&Videoチャネル、着うたフル、iモーションに対応するなど、NTTドコモの進める主な機能を搭載したものとなっている。厚さは、101×54×12.7mmと海外製品(98.8×54×12mm)よりも若干厚みがあるが、重さは92g(海外製品は95g)と軽くなっている。
日本市場の展開に時間がかかった理由について、「日本はもっとも洗練された市場の一つ。高品質を求める声に応えるため、ニーズに合うケータイを展開しなければならないと思った。1年かかってテストをくりかえし、プラダとディスカッションしてきたからこそ、誇りを持って紹介できる」と、LG電子 マーケティング戦略担当バイスプレジデントのチャン・マ氏は説明した。
プラダジャパン 代表取締役社長のダヴィデ・セシア氏は、「日本の好みに合わせ、真の意味でのパートナーシップから生まれたもの。お互いのデザインハウスを行き来して作り上げた。開発もこれまでとは違うアプローチで、国際的な協力のもとできたもの」と語った。また、「日本におけるマーケティングはわれわれがすべてコントロールすることで、NTTドコモとも合意している」としており、プラダのイメージに合った販促や広告展開が行われるものと見られる。なお、今回の発表にはNTTドコモ側の登壇者はなかった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果