日本ビクターは5月2日、1.75インチの8K4K D-ILAデバイスを開発したと発表した。解像度はフルハイビジョンの17倍以上にあたる8192×4320ドットとなる。
D-ILAは、日本ビクターが独自開発しているプロジェクター用の高精細反射型デバイス。既にフルハイビジョンタイプの0.7インチモデルが同社のホーム用プロジェクター「DLA-HD100HD1」に採用されているほか、業務用として、4096×2400ドットの解像度を持つ1.27インチモデルが製品化されている。
新開発の1.75インチ8K4K D-ILAデバイスは、1枚の表示デバイスで8192×4320ドット、約3500万画素の映像を表示することが可能。現在のフルハイビジョンを大きく上回る画素数表示を実現することで、画素構造の目立たないシームレスな超高精細映像の表現が行える。また、NHKが現在研究開発中のテレビ放送サービス、スーパーハイビジョン放送もサポートできる。
画素ピッチは4.8μm。90%以上の高開口率を持ち、デバイス単体コントラスト2万:1を実現する。
同社では、1.75インチの8K4K D-ILAデバイスを、次世代の超高精細映像のみではなく、超臨場感3D表示技術へも応用展開していく予定だという。
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