携帯電話のメルマガに関する調査--30%のユーザーはメルマガを受信できない

Webマーケティングガイド2008年03月28日 08時00分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアと共同調査のもと、携帯電話のメルマガに関する調査を行った。

 前回の携帯のメルマガに関する調査では、携帯メルマガの開封率は必ずしも高いわけではなく、開封率はメルマガの内容やタイトルなどによっても大きく変わってくるということがわかった。後編となる今回の調査では、迷惑メールの対策として利用が増えている「指定受信機能」やユーザーがメルマガで重視している点を明らかにしていく。

≪調査結果サマリー≫

  • 30%近くのユーザーは、会員登録したにもかかわらずメルマガを受信できていない
  • メールの指定受信機能の認知は約90%と高いが、利用率は半数以下にとどまる
  • 指定受信機能の利用意向は65%と高く、今後の利用拡大が予想される
  • メルマガで重視すべき点は、「送信者名/アドレス」や「メールの長さ」、そして「文字の量」

調査対象者:15歳〜39歳のモバイルユーザー345人。
男女比:均等割り付け。
キャリア比:Docomo:51.0% EZweb:35.1% Softbank:13.9%。
年齢比:10代:22.9%、20代:34.2%、30代:42.9%。

 

 Q1では、携帯メルマガの登録経験があると回答した297人に対して、登録したにもかかわらずメルマガが届かなかった経験をしたことがあるかを尋ねた。 その結果、70.4%のユーザーは経験したことがない(「あまりない/40.1%」と「全くない/30.3%」の合計)と回答しており、多くのユーザーは登録したメルマガをきちんと受信できていることがわかった。

 ただし、29.6%のユーザーはメルマガが届かなかった経験がある(「良くある/4.7%」と「たまにある/24.9%」の合計)と回答していることには注意する必要があるだろう。

 この原因としては、指定受信機能の存在が挙げられる。 携帯のキャリアや機種によっては、携帯端末を買い替えた場合以前の設定が自動的に継続されるケースがある。また、ユーザー自身が自分で設定したことを忘れてしまっていることも考えられる為、多くの携帯サイトでは会員登録時に「○○○」といった形で、指定受信の解除を呼び掛けている。

 しかし、中には指定受信機能の設定内容や、そもそも設定をしたことを忘れており、設定の変更を行わないユーザーもいるのではないかと考えられる。  そしてこれが、約30%のユーザーがメルマガを受信できないていない原因なのではないだろうか。 また、これらのユーザーが再度会員登録をしてくれるかという点には注意する必要があるだろう。

携帯メルマガに関する調査(下)Q1 携帯メルマガに関する調査(下)Q1

 Q2では、その指定受信機能の認知、利用状況、そして今後の利用意向を尋ねた。 その結果、指定受信機能を知っていると回答したユーザーは88.1%となり、大半のユーザーがこの機能を知っていると回答した。

 

 また、利用状況に関しては、「利用している」が47.5%、「利用していない」が52.5%となり、若干ではあるが非利用者が上回っていることがわかる。

 

 今後の利用意向に関しては、「利用したいと思う」が65.8%、「利用しないと思う」が34.2%となり、指定受信機能の利用拡大が伺える結果となった。 指定受信機能の利用が増えるということは、同時に指定”拒否”機能の利用も増えると考えられ、企業には更なる対策が求められるのではないかと考えられる。

 
携帯メルマガに関する調査(下)Q2 携帯メルマガに関する調査(下)Q2

 最後にQ3では、企業から送られてくるメルマガのどういった点を注目、もしくは重視するかを尋ねた。 その結果、「送信者/アドレス」を気にする(「非常に気にする」と「多少気にする」の合計)と回答したユーザーが74.5%と最も多くなった。次いで、「メールの長さ」の67.3%、そして「文字の量」の64.1%が続く結果となった。  また、「件名」についても55.4%と半数を上回り、重要な要素であることが伺える。

携帯メルマガに関する調査(下)Q3 携帯メルマガに関する調査(下)Q3

  もちろん、ユーザーはメルマガの“内容”を一番重視するとも考えられる。  しかし、今回の調査結果からは、いくら内容がおもしろかったとしても、そのメールの件名や長さによっては、その面白さが激減してしまう、もしくは見てもらうことすらできないといった事態も十分にあり得るのではないかと考えられる。

 

 企業の担当者には、内容にばかり気を取られず、全体のバランスを考慮した上でメルマガの作成や配信を行うことが求められるだろう。

 

 本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。 あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。  業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

 

調査対象:15歳〜39歳のモバイルユーザー345人
調査期間:2008年3月21日〜2008年3月24日
調査方法:モバイルリサーチ
調査機関:ネットエイジア株式会社

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わ せください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加