ブルーレイディスク(BD)ドライブを搭載する次世代レコーダーが動き始めた。従来レコーダーとの比率では、販売台数で3割をうかがう水準まで拡大、さらに販売金額では5割に迫る勢いだ。北京オリンピック需要をにらんで、いよいよ本格的な拡大期に入ろうとしている。BDレコーダーを中心とするレコーダー市場の動向や売れ筋モデルなどを「BCNランキング」でまとめた。
●構成比は販売台数で3割、金額では5割に近づく
07 年の年末商戦は次世代レコーダーの立ち上がりが目立った。年末商戦以降の動きを振り返ると、ソニーと松下電器産業がBDレコーダーを発売した11月上旬に次世代レコーダーの比率が一気に2割を突破。急激な立ち上がりから生産が追いつかず12月から1月にかけて、しばらくは一旦落ち込むほどの人気だった。
08 年2月に入って、ようやく供給が安定し始め、次世代レコーダーの構成比は販売台数、金額ともに07年11月頃と同じ水準に回復。シャープがHDD搭載の BDレコーダーを発売した2月中旬以降は一気に上昇に転じた。最新の3月第3週(3月17−23日)では、次世代レコーダーの構成比率は台数で 26.3%、金額では44.0%にまで達している。規格争いの終結後に次世代の構成比率が上昇していることから、様子見による買い控えの時期は終わったと見ていいだろう。
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