「メタボ」の認知度、9割以上に--通信・IT従事者の不規則な食生活も明らかに

文:Work-Life調査団 構成:ソフィア2008年03月24日 08時00分
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 今回のテーマは「メタボに関する意識調査」。

 4月より40歳から74歳までの中高年層を対象に「特定健康診査」が義務化される。今やメディアでも数々取り上げられる「メタボリックシンドローム」(メタボ)という言葉。働き盛りで自身の健康を後回しにしがちなビジネスパーソンたちの「メタボ」に対する意識、また日々の就業時における食生活を追い、メタボとの相関性を探った。

 今回の調査は3月14日〜3月16日で行い、全国の20代〜50代以上の男女フルタイム就業者1085名(20代24.5%、30代24.9%、40代24.9%、50代25.7%)から回答を得た。

 まず初めに「メタボ」という言葉の認知度について聞いたところ、「意味を詳しく知っている」が33.7%、「意味をある程度知っている」が58.0%となり、9割以上の大半が「メタボ」の意味について認識していることがわかった。年代別に見てみると、40代以上の中年層と20代の若年層の認知度にほとんど差異は見られず、「メタボ予備軍」から離れた若年層にも、その認知が浸透しているようだ。

年代別のメタボ認知度 年代別のメタボ認知度

 次に、「メタボ」についての解説を提示し、より詳細な理解度を調べてみた。メタボの定義(内臓脂肪蓄積により複数の生活習慣病が発症する等)については「よく知っていた」「ある程度知っていた」を合わせると86.4%となり、メタボの「診断基準(腹囲 男性85?女性90?以上必須条件等)」については78.7%、メタボ検診の「義務化(4月より施行等)」については、59.2%という結果となった。年代別に見ると、やはり年代が上がるにつれて、理解度が上昇する傾向が見られたが、中でもメタボ検診の「義務化」については、その傾向が顕著に表れ、中年層は検診義務化の施行を前に、その対象者として強い実感を持っているのかもしれない。また、一方で20代と30代では理解度に差異がないことも特徴として挙げられる。

年代別のメタボ理解度 年代別のメタボ理解度

 メタボの大きな起因要素となる食生活。ビジネスパーソンの就業日の食生活について見てみると、「食事のカロリーを気にしない」が「非常にあてはまる」「ある程度あてはまる」を合わせて63.0%と最も多い結果となり、次いで、「食事を夜遅い時間にとることが多い」が52.9%という結果になった。「食事のカロリーを気にしない」は若年層と中年層との間に大きな傾向の違いが見られると想定されたが、40代までは20代と同水準で「カロリーを気にしない」人が6割を超える結果となった。

 また、「食事を夜遅い時間にとることが多い」については、業種別に傾向の差が出る結果となり、「金融・保険」「通信・IT関連」の2業種が他業種から抜き出ている。デスクワークが多く、外部との接点の少ない就業スタイルが、食事の時間を不規則にさせる要因となっているのであろうか。

業種別の食生活比較 業種別の食生活比較

 次に、日常的に行っているメタボ対策について聞いてみると、最も多かったのは「野菜を意識的に摂取している」で54.8%と過半数を超える結果となった。次いで「食事の栄養バランスを考えている」が33.7%となり、メタボ対策の多くは、普段の食事の中で意識する範疇に留まっており、逆に購買行動につながる「健康食品・サプリメントを摂取している」や「無糖・特保のついた飲料を飲んでいる」等は少ない結果となった。

実施しているメタボ対策 実施しているメタボ対策

 最後に、自身が「メタボ」あるいは「その予備軍」と自覚しているかについては、58.6%が「そう思う」「まあそう思う」と答えた。続いて今後のメタボ対策の必要性については、メタボ自覚者を大きく上回る72.9%が「必要性を感じる」「ある程度感じる」と答えた。

 今回、ビジネスパーソンにおいて、年代を問わず「メタボ」に対する一定の理解と意識の高さが示される結果となった。しかし、実際の食生活については、20代〜40代が押し並べて6割以上が「カロリーを気にしない」と答える等、今後のメタボ予備軍となる要素は未だ多いと言える。4月から開始される「メタボ検診」、今後、ビジネスパーソンにどのような意識の変化をもたらすのか、その動向をしばらく見守りたい。

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