有限責任中間法人JPCERT/CCと独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) が運営するJapan Vulnerability Notes(JVN) は3月5日、複数のキヤノン製デジタル複合機、およびレーザービームプリンターは、内蔵のFTPサーバー機能を経由して他のネットワーク機器にアクセスされる脆弱性が存在すると発表した。この問題が悪用されると、遠隔の第三者によって他のネットワーク機器のポートスキャンに利用される可能性がある。
ただし、第三者が匿名でネットワークサーバーのサービス内容を把握される可能性はあるが、ネットワークサーバー内の情報を対象製品経由で第三者に取得されたり、対象製品に内蔵されたハードディスクの情報を第三者に取得または送信されるおそれはないとしている。
対象となる製品は、Color imageRUNNER、imageRUNNER、imagePRESSシリーズ、レーザービームプリンターシリーズなど多数に渡っている。該当製品の詳細情報は、キヤノンのウェブサイトで公開されている。キヤノンでは対策方法として、FTP印刷機能を無効にするか、FTP印刷時のパスワード設定を行うよう推奨している。
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