日本サムスンは3月3日、業界最大の70型を含む、業務用映像配信に最適化したパブリックディスプレイを08年4月上旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープン。
ラインアップは、動作周波数が1.8GHzのデュアルコアプロセッサを搭載し、Windows XP Embeddedコントローラを一体内蔵した70型モデル「700DXn」、57型モデル「570DXn」、46型モデル「460DXn」、40型モデル「400DXn」と、コントローラ非搭載の57型モデル「570DX」の計5機種。
「570DX」を除く4機種はシンクライアント端末などで利用されている組込型Windows XP Embeddedコントローラを薄型液晶ディスプレイに一体内蔵し、PCレスで使用可能。リモートデスクトップを利用した、サーバーやコントロール用PC からのクライアント操作にも対応する。また、OSは最大4GBのフラッシュメモリ内に内蔵し、設置スペース、初期導入費用、設置コストの削減に加え、保守メンテナンスコスト費も抑えた。
同時に、デュアルコアプロセッサを搭載することで、ハードウェア性能を従来機種より大幅に向上させ、高度で複雑なデジタルサイネージコンテンツ運用を可能にした。最大25画面(5×5)のビデオウォールに対応するほか、USB2.0対応コネクタや、10/100/1000Base-Tイーサネット対応RJ45コネクタを備え、USBメモリに保存した映像のPCレスでの再生や、ブロードバンドを利用したデジタルサイネージ、プッシュ/プル型コンテンツの配信など高速ネットワークのメリットを生かした運用も行える。
「700DXn」「570DXn」「570DX」は、フルHDコンテンツの表示に対応した、1920×1080ドットの液晶パネルを採用。輝度は 600cd/m2、ダイナミックコントラスト(DC)比は5000:1。一方、「460DXn」「400DXn」は、1366×768ドットの液晶パネルを採用。輝度は700cd/m2、DC比は10000:1。
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