IDC Japanは2月25日、国内ユニファイドアプリケーションの利用状況に関する調査を実施、結果を発表した。
ユニファイドアプリケーションとは、電話やインスタントメッセージなどの通信技術を統合して社内のコミュニケーションをより円滑かつ効率的にするための技術だ。
調査によると、ユニファイドアプリケーションを導入しているユーザーは35%だった。ただ、アプリケーションの使い勝手に対する不満や利用者が少なく効果が薄いなどの理由から、ワークフローの効率化などに積極的に活用しているユーザーはわずか10%にとどまっていた。
同社のコミュニケーションズリサーチマネージャーの眞鍋敬氏は「ユニファイドコミュニケーション市場の成長機会を得るためには、ベンダーや販売チャネルはアプリケーションの使い勝手の向上などの現状課題の解決を急ぐ必要がある。また、ユニファイドコミュニケーションがもたらす生産性向上やエンドユーザー効果を評価する基準を作成し、ユーザーへのアプローチとしていく必要がある」と分析している。
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