イー・モバイルがついに音声通話サービスを開始する。HTC製「S11HT(EMONSTER)」と東芝製「H11T」の2機種を用意し、3月28日に開始する。
HTC端末はQWERTYキーボードとWindows Mobile 6 Profession搭載のスマートフォン。下り最大3.6Mbpsの高速通信が可能で、GPS機能を利用し、モバイルGoogleマップやNAVITIMEなどのナビゲーションサービスが利用できる。
東芝のH11Tは折りたたみ型の端末。ワンセグが閲覧できるほか、着うたなど他社で人気のサービスも利用可能だ。こちらも下り最大3.6Mbpsの高速通信が可能。
料金は契約プランによって異なる。2年契約で端末購入代金の割賦払いを選択した場合、電話基本料は無料だが、データ通信料として月額1000円から4980円かかる。また、通話料金は30秒18.9円、ショートメッセージ(SMS)は1通2.1円。端末の割賦代金として別途月額1000円かかる。この場合、端末購入時に別途、S11HTであれば1万9980円、H11Tであれば9980円支払う必要がある。
なお、パケット定額料金には1000円分の通信料が含まれ、PC接続を含むデータ通信に利用可能という。また、携帯電話端末とデータカードのセットプランである「ケータイプランデータセット」の場合、パケット定額も月額0円から利用可能となり、2年契約時の上限金額は3980円となるという。
このほか、加入者同士であれば24時間通話が無料になる「定額パック24」も用意する。月額料金は980円で、他社の携帯電話やPHSとの通話は30秒9.45円、固定電話やIP電話宛ては同5.25円。SMSは無料になる。
通話エリアはNTTドコモとのローミングによりカバーする。ただし、当初国内ローミングに対応するのはH11Tのみ。ドコモとの契約は「最長で2010年10月末までの提供」(イー・モバイル)という。ローミングエリアは25道県のみ。国内ローミングの利用には別途イー・モバイルへの申し込みが必要で、月額105円のほか、通話料金が30秒あたり22.05円、パケット通信が1パケットあたり0.0735円、SMSは1回5.25円〜7.35円かかる。
インターネット接続サービスとして、「EMnet」を開始。これはNTTドコモのiモードなどにあたるものだ。月額利用料金は315円で、「○○○@emnet.ne.jp」といったメールアドレスが付与される。EMnetのポータルトップページにはGoogleモバイルを採用した。
3月1日より、同社のサイト上およびイー・モバイル取扱店で予約販売を開始する。
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