PC上での映像再生、録画、書き込みなどのマルチメディア・アプリケーションを提供する台湾のサイバーリンクは2月14日、都内で記者向けカンファレンスを開催。自社が推し進めるホームネットワークソリューション「Connected Digital Lifestyle」について詳細と日本市場での展開を説明した。
「Connected Digital Lifestyle」は、PCやその他ホームネットワークに接続されているHDDなどの家電製品によって配信・保存されたテレビ番組などを家庭内にある別のPCで視聴することができるソリューション。高度なコピー制御を持つ日本の地上デジタル放送においても家庭内であればネットワークを介したメディア共有が可能なシステム「CyberLink SoftDMA」を構築、すでに各PCベンダー、ODDベンダーなどに採用されている。
「CyberLink Live」は、ネットワークを介して自宅PC上のファイル・コンテンツにアクセスすることができるシステム。外部のサーバにアップロードする必要はなく、ゲストアクセスを許可することで友人・家族などとマルチメディアを共有することができる。
同社の日本法人社長の尾藤信一氏は、日本市場について「高速通信インフラとデジタル放送化が同時進行し、また世界で最も洗練されたユーザとパワフルなベンダーが存在するマーケット」と評価。「Connected Digital Lifestyle」を展開する上で最適な市場であると位置づけるとともに「2〜3年で確実に定着する」との見通しを示した。
また、この日のために来日した本社CEOのアリス・チャン氏は、同社事業の取り組みについて「基本的には一般消費者がターゲット」と説明。その上で「システムを採用していただくベンダーにとって最適なソリューションを提供できるよう、ベンダーごとにカスタマイズした製品をお届けしている。これによって、各ベンダーがエンドユーザ向けの差別化を図ることができるようになっていることが当社の強み」と事業展開の流れを説明した。
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