セイコーインスツル(SII、新保雅文社長)と仏Varioptic(Christian Dupont社長)は2月12日、Varioptic社が開発した液体レンズの量産化で業務提携したと発表した。
Varioptic社が開発した液体レンズは、液体で焦点を合わせるレンズ。構造は、レンズホルダーに水溶液と油を封入し、上下の電極から電圧を加えることで、水溶液と油の境界面の形状が変化し、可変焦点レンズとして利用できる。
従来のレンズ可動式の焦点調節機構に比べ、複雑な機械部品が不要で、部品点数が少ないので小型化できる。オートフォーカス化が進む携帯電話や、物流の管理で利用されるバーコードリーダーでの利用を想定する。
今回の提携で、SIIが今秋にも液体レンズの量産を開始する。SIIでは、5メガピクセルに対応した液体レンズ「Arctic314」と3メガピクセルに対応した「Arctic416」用の月産50万個の製造ラインを08年の第三四半期までに仙台事業所に導入する予定。
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