All Things DigitalのKara Swisher氏が米国時間1月31日の夜、Facebookが同日に全員参加の会合を開いたことを報じている。会合の目的は、同社の財務関係について話すことで、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、周囲を驚かせるほど大胆だったという。
23歳のZuckerberg氏はここで、以前明らかにしていた2008年の売り上げ予想である3億ドルを3億5000万ドルに上方修正したという。2007年の売上高が1億5000万ドルだったことを考慮すると、大きな増加となる。売上高がどのようになろうと、非公開企業であるFacebookは2008年、2億ドルを資本的支出(Swisher氏は、多くのサーバと表現している)に費やし、従業員数は450人から1000人に増員させる計画だ。
All Things Digitalの記事によると、Zuckerberg氏のスピーチでは、FacebookのEBITDA(利払い前、税引き前、減価償却前、その他償却前利益)は2008年、5000万ドルの予想という。資本的支出に2億ドルを費やすため、1億5000万ドルのマイナスキャッシュフローとなる。このような数字を半分公の場で公開することは、鍛えられたCEOならためらうことだ(このイベントに遠隔から参加するための電話番号が入手しやすかったために、Swisher氏も内容を聴くことができた)。
このところ、ソーシャルメディアの事業モデルへの信頼が少し揺らぎつつある。たとえばGoogleが1月31日に発表した第4四半期の業績報告書では、同社がFacebookのライバルであるMySpace.comと締結している広告契約はそれほどの利益を生んでいないことがわかった。
しかし、Zuckerberg氏が自信を持ち続けているのには理由がある。Facebookは若い企業だが、Microsoftからの2億4000万ドルを含む豊富な資金を持っている。そして、そのことが150億ドルという驚くべき評価を同社に与えている。IPO話は絶えないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果