サンブリッジソリューションズは1月15日、特許保有企業と特許第3738251号「データ管理サービスシステム」について、独占的に運用を委託される形でのライセンス契約を締結したと発表した。
今回のライセンス契約は、本特許を利用したサービス製品の開発を、サンブリッジソリューションズのインフラおよびリソースにおいて、具体的に提供できるようにするための属託関係となる。
本特許は、おもに携帯電話において利用する端末データやDLコンテンツを、ネットワーク上の仮想ハードディスクにおいて管理し、機種変更や一時的な端末の切り替えが行われた際にも、ネットワークに保存してあるデータ・コンテンツをSIMによって共有し、ユーザーが一元的に利用できるようにするモバイル通信の「データ・ポータビリティ」を定義するものとなる。
データ管理サービスシステムは、個人情報や私的データを格納する「プライベートスペース」、着うたのようなコピー制限・DL制限のある著作コンテンツを管理する「著作管理スペース」、アップロードしたデータを友人に向けて公開する「ユーザー公開スペース」の3種の保存領域によって構成されている。
著作管理スペースでは、これまでモバイルコンテンツの流通において問題提起され続けてきた、コピーガードにより、機種変更時にDLコンテンツを新機種に持ち越しできない問題を解消。既存の著作保護要件をなるべく下げず、同一ユーザー間でのみ著作コンテンツの「私的複製」を可能としている。
サンブリッジソリューションズでは、これにより、現在「使い捨て」の状態にあるコンテンツを、ユーザーがネットワーク上にライブラリできることから、ユーザーの利便性が向上するとともに、新たなビジネスモデルの発展につながる可能性があるとしている。
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