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こよなく「DSテレビ」を愛す--お気に入りガジェットバトン第31回

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 私がテクニカルライターという職について、早11年。必要に応じてパソコンを購入したり、自作したりしているうちに、あ~っという間に台数は20を超えた。

 3LDKのマンションに4人の家族と20台のパソコン! リビングではパソコンの間に子どもたちが座ってテレビを観ていたが、もはや子どもが座ることのできるスペースもなく、テレビを観る機会がすっかり減ってしまった。

 テレビを観ないと、どうなるか? 夕食後は自然と家族全員がマイパソコンに向かい、キータッチやマウスクリックの音だけが部屋に響く。う~ん、SOHOファミリーらしいというか、パソコンオタク一家というか。

ワンセグ放送に開眼! 家族の団らんにテレビが戻った

 2007年1月、某パソコンショップのワゴンセールでUSB接続のワンセグユニットを見つけた。セール特価7450円也。定価は1万円以上する製品なのでお買い得感が高い!

 自宅のダイニングテーブルには3台のパソコンが設置されている。その1台にワンセグユニットを挿入して、ワンセグ放送を受信してみた。おお、キレイに映るじゃないか!

 しかし欠点もある。受信状況をよくするために付属している外部アンテナのそばを人が通ると、受信が途絶えるのだ。デジタルゆえに何らかの障害が起きると、キッパリ「受信できません」と画面が消えてしまう。やはり映像は多少乱れても継続して流れて欲しいものだ。

 その点に目をつぶれば、食事をしながらテレビ番組を楽しむこともできるようになり、家族共通の話題としてテレビの話が戻ってきた。

我が家のニーズには、DSテレビがピタリとはまった!

DSテレビを本体に取り付けるだけで準備は完了! DSテレビを本体に取り付けるだけで準備は完了!

 すっかり我が家でワンセグ放送が定着した中で、ニンテンドーがワンセグ受信アダプタ『DSテレビ』(6800円)を発売した。予約受付が始まった翌日に申し込み、めでたく発売日にゲット!

 早速使ってみたら、これがいい! DSテレビを本体に取り付けるだけで準備は完了。画面上の「今どこにいますか?」の質問に地図上の都道府県を選択するだけで、チャンネル設定が行われる。あとは観たい放送局のチャンネルを選ぶだけだ。まさしく“家電感覚”で利用できるのだ。

 DSで観るワンセグ放送は、パソコンで観る場合とほとんど変わりはない。むしろDSテレビの方が受信感度が良い。そばに人が横切っても、受信が途絶えることはない。またDSの置き場所を変えれば、家の中のどこでもTVが楽しめる。

 ずっと愛用してきたワンセグユニットは、次第に影が薄くなっていった。

DSテレビを持って街へ出よう!

 DSテレビの良さは、実は屋外に持って出たときこそ発揮される。うちの車にはナビの類は装備していないので、DSテレビを車内に持ち込んでみた。あらビックリ、受信エリア内であれば移動中でも問題なくTV放送を楽しむことができるではないか! ただしトンネルや山の中は苦手なようだ。

 音量はそれなりに出るが、やはり車中では聞き取りづらい。そこでFMトランスミッターをつないで車中のスピーカーから音が流れるようにした。また電池切れに備えて、USB経由で充電できる予備バッテリーも購入した。そして忘れてはならないのが、車内にDSを置いても滑らないシート。なんと100円ショップの商品だが、なかなかの優れモノだ。これがあればかなりのカーブを切ってもDSが滑り落ちることはない。

 これらのツールの購入代金は7000円程度。DSテレビと足しても、2万円も掛からずに“車でテレビ”が実現したわけだ。

 かつて20台あったパソコンは、この夏に整理して8台になった。それに対して、DSは今や3台に増えている。ワンセグの登場で、我が家にテレビ文化が戻ってきた。近い将来ブラウン管テレビを薄型テレビに買い替え、同時に次世代DVD規格対応のレコーダを購入するだろうが、しばらくはDSテレビで満足だ。

DSテレビを車内に持ち込んでみた──バッチリ映る! DSテレビを車内に持ち込んでみた──バッチリ映る!
唯野 司氏プロフィール

最近はパソコン・インターネット関連だけでなく、デジタル家電も扱うテクニカルライター。20台のパソコンが8台に減ったとはいえ、まだ処分待ちのパソコンだのWebTV(覚えている人いる?)だのが別室でゴロゴロしている。これもテクニカルライターの宿命か……。人間らしい住居環境となるまでには、まだまだ時間が掛かりそうだ。


【使用製品】

ニンテンドーDS Lite、DSテレビ


【購入時期】

購入時期 ニンテンドーDS Lite 2006年5月

      DSテレビ  2007年11月

【お気に入り度合い】

ホントはUSB接続のワンセグユニットを紹介する予定で、このガジェット原稿の依頼を受けた。なのに1カ月足らずで、DSテレビに家族全員がドッポリはまってしまった。恐るべしDSテレビ!

【次回執筆者】

平山美江さん


【次回の執筆者にひとこと】

平山さんとは、ずいぶんご無沙汰しています。九州に引っ込んだままの私とは違い、東京都内でテクニカル系以外でもご活躍中とか。素敵なガジェットの紹介を期待しています。

【バトンRoundUp】

START: 第1回:澤村 信氏(カナ入力派の必須アイテムとは?) → 第2回:朽木 海氏(ウォークマンとケータイをまとめてくれる救世主とは?) → 第3回:大和 哲氏(ケータイマニアのためのフルキーボードとは) 第4回:西川善司(トライゼット)氏(飛行機の友、安眠の友、ノイズキャンセリングヘッドフォン) → 第5回:平澤 寿康氏(出張に欠かせない超小型無線LANルータ) → 第6回:石井英男氏(いつでもどこでもインターネット接続が可能なPHS通信アダプタ) → 第7回:大島 篤氏(電卓とデジタル時計の秘密) → 第8回:荻窪 圭氏(自転車とGPSがあればどこにでもいけます) → 第9回:田中裕子(Yuko Tanaka)氏(これでクラシックもOK!究極のカナル型イヤフォン) → 第10回:佐橋慶信氏(ビジュアル・ブックマークの実践方法とは?) → 第11回:清水隆夫氏(プロ御用達の業務用GPSデジタルカメラ) → 第12回:高橋隆雄氏(傭兵たるものガジェットなど持たぬ!) → 第13回:野本響子氏(「壊れても買い続けたい」理想のロボット) → 第14回:本田雅一氏(本田雅一氏の求める条件にピッタリはまる「あのデジカメ」) → 第15回:塩田紳二氏(紙に書いて「デジタルデータ」になるアイテム) → 第16回:山田祥平氏(山田祥平氏が愛用する移動時間の必須アイテム) → 第17回:元麻布春男氏(元麻布春男氏が「感心した」ガジェット) → 第18回:鈴木淳也氏(ノートPCモバイラーに必須のアイテム) → 第19回:小山安博氏(ライフスタイルを快適にするアイテム) → 第20回:海上忍氏(最強の“心理的防音ルーム”を実現するアイテム) → 第21回:大谷和利氏(古くなっても旧くならないデジタルカメラ) → 第22回:山路達也氏(ラジオを新たなメディアに進化させる「radio SHARK 2」) → 第23回:川野 剛 氏(あと10年は使いたい頑丈なデジカメ) → 第24回:野田幾子氏(面倒を楽しませてくれるウチの亭主) → 第25回:井上真花氏(デジタルだけどアナログのよさを持つ10年選手) → 第26回:安田理央氏(録音するならコレがいい!) → 第27回:とみさわ昭仁氏(コレが「僕の人喰い映画館」) → 第28回:米光一成氏(一度味わうとやめられない便利さ) → 第29回:小野憲史氏(小型で軽量、薄暗いところもシッカリと!) → 第30回:Jo Kubota氏(いつでもどこでも自作・分解するツール)

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