日本著作権協会(JASRAC)と韓国音楽著作権協会(KOMCA)は12月10日、音楽著作物に関する相互管理契約を締結した。これは、JASRACの理事長が訪韓の上、ソウルのロッテホテルにおいて締結したもの。契約開始は2008年1月1日からとなる。
この相互管理契約は、相手団体の管理著作物について、それぞれ自国において相手団体に代わって許諾や使用料の徴収、分配などを行うことを定めている。JASRACでは、この契約締結は日韓両国の音楽著作物の適正な保護と音楽文化の交流を発展させる上で歴史的意義を持つものとしている。
JASRACの設立は1939年で、会員数は約1万4000名、2006年の徴収額は約1111億円。一方KOMCAは1964年に設立され会員数は約7000名、2006年の徴収額は約677億6500万ウォン(約82億円)となっている。なお、今回の契約締結によりJASRACと契約締結している外国団体は112団体(82カ国4地域)となった。
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