Jajah、コンピュータ不要のVoIPサービスを開始

文:Rafe Needleman(Webware.com) 翻訳校正:菊地千枝子2007年11月20日 21時55分

 「ダイヤルアラウンド」電話サービスのJajahがPCに近寄らずにアクセスできる新サービスを開始した。

 ダイヤルアラウンドサービスでは通常、どの番号に電話をかけたいかを問われる。次に同サービスは2つの番号に電話をかける。ひとつは利用者がかけたい番号で、もうひとつは利用者の番号だ。同サービスはこの2つの電話番号を自社のVoIP網を経由して接続する。従来の電話網は、2つのローカル電話をかけるために利用されるだけなので、ダイヤルアラウンドサービスの通話料は低くなる。

Jajah Directの画面 Jajahは海外の電話番号にローカル番号を割り当てる。

 Jajahの最新技は、定期的に電話をかける相手に「Jajah Direct」ローカル番号(利用者にとってのローカル)を割り当てることができる点だ。例えば利用者の電話番号のエリアコードが415で、母親がスペインにいるとすれば、Jajahに母の番号を伝えると、母用の415番号が与えられる。その番号を携帯電話に登録して、電話すれば良い。携帯電話会社からはローカル通話料(おそらく大したことない)として課金される。しかし料金は様々だ。もしスペインのお母さんが携帯電話で受信すれば、通話料金は1分あたり21.8セントとなる。相手がどのタイプの電話で受信しても、割安にならない国もある。そのようなわけで、サインアップする前に、通話料金表を確認しよう。

 ブラウザを使わずに、通話先の新Jajah Direct番号を得ることもできる。Jajahは世界中の19都市にアクセス番号を用意している(さらに増える予定)ため、そこに電話をかければ世界中の誰にでもローカル番号を割り当ててもらうことができる。

 他にもダイヤルアラウンドサービスは出回っており、低コストまたは無料で電話をかける方法は数多く存在する。しかしJajahは高すぎる長距離電話に対抗するための優れた武器である。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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