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ITが実現する安全なクルマの運転--東京モーターショーレポート

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 クルマとITといえば、カーナビや有料道路の決済など、これまで自動車の走行には直接関わらないものが多かった。しかし東京モーターショー2007では、周辺情報を解析し、運転を補助するシステムが多く見られる。

 すでに実用化しているものとしては、自動車に取り付けられたカメラが道路の車線を認識し、走行レーン通りに走るよう指示するものや、センサーによって前のクルマとの距離を測定し、追突の恐れがある場合に警告するものなどがある。

 今回、デンソーブースで展示されていたのは、画像認識技術によってカメラで道路標識などを読み取るものだ。制限速度の標識をはじめ、一方通行や駐車禁止など交通規制の標識を読み込んで車内に表示する。うっかり標識を見落とすことがないため、見落としの不安から開放され、より運転に集中できる。

 自動車部品メーカーのカルソニックカンセイが参考出品したヘッドアップディスプレイは、前面をカメラで撮影し、道路上に人がいた場合はフロントガラスにアラートを表示するなどの機能を持つ。

071025_safe2.jpg デンソーの画像認識技術(左)。道路標識を認識して表示する。カルソニックカンセイのヘッドアップディスプレイ(右)は、赤枠で囲った部分のように、フロントガラスに歩行者のアイコンを表示させて運転者に注意を促す(赤枠は編集部がつけたもの)。

 ダイハツは全方位事故回避支援システム「OPCS(Omni-Directional Pre-crash Safety Support System)」を展示。360度注視できるレーザーレーダーによって、ぶつかってきそうなクルマやバイクを検知し、その方向のLEDを点滅させることで運転者に注意を促すアクティブセーフティハザードを発表した。

 また、これらを実現するための部品として、メーターパネルなどを手がける日本精機が、全方位カメラや、メーター内に液晶ディスプレイを組み込んだものを参考出品している。

 なお、これらの技術には近く実現するものも、まだ実用化が遠いものもある。画像処理技術は機器のマイクロプロセッサの処理能力が要求され、高速度で走った場合は処理が追いつかないといった課題があるという。

071025_safe.jpg ダイハツのアクティブセーフティーハザード(左)は、歩行者がいる方向のLEDを点滅させる。右は日本精機の全方位カメラ。

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