任天堂は10月25日、2007年9月中間期(2007年4月1日から9月30日まで)の連結業績を発表した。「ニンテンドーDS」や「Wii」といったハード、対応するソフトともに好調に売り上げを伸ばし、売上高は6948億円(前年同期比132.5%増)となった。
ニンテンドーDSは国内・海外ともに順調に売り上げを伸ばし、本中間期に1335万台を販売。対応ソフトも、国内で2006年に発売した「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」が海外でも発売され、695万本を販売したほか、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」もシリーズ2作で519万本を販売した。また、「ニンテンドッグス」や「Newスーパーマリオブラザーズ」など、発売後も長く売れ続けるタイトルが多く、売り上げが増加した。
Wiiの販売台数は733万台となり、対応ソフトは、「マリオパーティ8」が289万本の販売となったほか、前期に発売した「Wiiスポーツ」や「はじめてのWii」も好調に推移した。
これらの結果、営業利益は1888億円(前年同期比181.3%増)となり、経常利益は2154億円(同127.5%増)、中間純利益は1324億円(同143.7%増)となった。
また、任天堂では、最近の業績や為替の動向を勘案して、2008年3月期(2007年4月1日から2008年3月31日まで)の業績予想を修正した。前提レートを1USドル118円から115円へ、1ユーロ155円から160円へ変更した結果、通期の売上高が1兆5500億円(前回発表予想1兆4000億円)、営業利益が4200億円(同3700億円)、経常利益4600億円(同4100億円)、当期純利益2750億円(同2450億円)と、それぞれ予想を上回る見通しとなった。
これにより、2008年3月期の1株当たり年間配当金は、前回予想の960円(中間140円、期末820円)から、1090円(中間140円、期末950円)に修正された。
なお、任天堂では、同社の100%子会社で、新分野の娯楽市場開拓に関する情報収集活動を手がけるNintendo Researchを12月頃に解散する予定。
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