イー・アクセス(安井敏雄社長)とイー・モバイル(千本倖生会長兼CEO) は10月22日、高速通信規格HSDPAを用いた高速モバイルデータ通信サービスで は日本初となるMVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事 業者)向け事業を12月から開始すると発表した。
同社と提携するISP(インターネットサービスプロバイダ)がMVNOサービス を開始するには、イー・アクセスのADSLホールセールと共通の接続設備・業務 連携インフラや付加価値サービスを利用する。これにより、現行のADSLホール セールの枠組みを活用した、効率的なMVNOサービスの展開が可能になる。
MVNOの提携ISPは、NECビッグローブ(BIGLOBE)、ソネットエンタテインメ ント(So-net)、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)、ニフティ(@ nifty)、ハイホー(hi-ho)を予定し、順次サービスを開始するほか、他のイー ・アクセス提携ISP各社との間でも検討を進める。
また提携ISP各社とイー・アクセスは、事業の円滑な推進のための課題を共 有、共同で検討・解決することを目的に、「MVNOコンソーシアム」を結成する ことで合意。コンソーシアムでは、業務上の問題点の解決のほか、共同マーケ ティングや通信・放送が完全デジタル化に向かう中での新事業創出に向けた共 同研究にも取り組む。
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