ウェブサイトのプロトタイプを簡単にデザインできる「WriteMaps」と「Jumpchart」

 もしウェブサイトを構築または再構築したいなら、新製品のプロトタイプの試作を助ける高度で複雑なツールがいくつか出回っている。またデザインの基本をとらえ、それを他者と共有させるような新製品もいくつか出ている。これらはわずかな脳細胞を動かすだけで使用することができる。

WriteMapsツリー WriteMapsはこのようなサイトツリーを構築する。これで終わりだ。

 もっとも基本的なもので、サイトツリービルダーの「WriteMaps」がある。これはあまりに簡単なので、最初は冗談かと思ったほどだ。これによりウェブページのツリーが作成できるほか、アウトラインビューとしてウェブサイト全体を表示させることもできる。これほどシンプルな可視化ツールはみたことがない。しかしこれは非常にベーシックなものなので、ほとんどのユーザーはかなり早い時点でそれ以上のことをしたくなるだろう。

Jumpchart画面 Jumpchartを使い基本的なサイトのデザインとページのレイアウトが簡単にできる。

 そして次が「Jumpchart」である。これでサイトのナビゲーションと基本要素のプロトタイプを非常に簡単に作成できるほか、デザインプロジェクトに取り組んでいるほかの人々のフィードバックを集めることができる。本製品を使い、サイトに簡単にページやサブページを追加することも可能だ(WriteMapsと同様に)。またページにコンテンツを差し込みはじめることもできる(これはWriteMapsではできない)。Jumpchartではコンテンツ用に、「Textile」と呼ばれる簡易化されたマークアップ言語を採用している。これはwikiマークアップ言語のように、非常にシンプルである点は良いのだが、またもや別のコーディングスキームであり、「WYSIWYG」でない点が良くない。本来はそうあるべきだと思うのだが。それでもなお、画像やダミーフォームを追加することはできる。つまり自分のページがある程度、どのように見えるかを可視化することができるのだ。

 ユーザーはJumpchartのデザインを他者と共有し、プロトタイプサイトに対するコメントを集めることができる。「Octopz(レビュー)」「ConceptShare(レビュー)」「Review Basics(レビュー)」とは異なり、オンページのマークアップはシステムに含まれていないが、これらのツールはいずれにしてもサイトプロトタイプのビルダーではない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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