ポラリス・プリンシパル・ファイナンス(ポラリス・プリンシパル)は10月9日、駅前探険倶楽部の一部株式を譲り受けることについて最終合意に達し、契約を締結した。
株式異動後は、経営陣と金融投資家共同による企業買収(マネジメント・バイアウ)として、駅前探険倶楽部の主要な経営陣は留任。引き続き経営の中核の座に就くとともに、駅前探険倶楽部株式の一部を取得することになる。
今回、ポラリス・プリンシパルの運営するポラリス第一号投資事業有限責任組合(ポラリス・ファンドI)が、10月末に、その他の駅前探険倶楽部の既存株主からも株式を譲り受けることで、駅前探険倶楽部株式の最大約8割を取得する予定。東芝は、駅前探険倶楽部株式の約2割を引き続き保有する。
今後は、経路検索・歩行者ナビゲーション技術の進化と拡張、携帯電話・PCに加えて新たなプラットフォームの拡大を予定。また、他社とのパートナーシップ構築・強化、財務体質の確立等を実現し、ユーザーの満足度向上を図るとしている。
駅前探険倶楽部は、1997年に東芝の社内ベンチャーとして事業を発足し、2003年に子会社として分離独立。鉄道乗換・時刻表案内サービスを提供するとともに、駅・沿線情報や地域情報等の拡充を行っている。
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