クリプトは10月4日、シニアコミュニケーションと、シニア向けインスタントメッセンジャー(IM)の共同開発を目的とした資本・業務提携を行ったと発表した。
クリプトは、IM事業(Yocto)のほか、ウェブデザインからシステム構築までをワンストップサービスで提供するビジネスインテグレーション事業を手がける企業で、2000年大阪で設立された。
一方のシニアコミュニケーションは、シニアマーケットの専門コンサルティングや調査分析のほか、プロモーション、商品開発サポートなどをしている。また、シニア向けコミュニティサイト「STAGE」も運営している。
クリプトが2006年末にインターネットユーザーに対して行った調査によると、今後10年間で定年を迎えるとされる50代のインスタントメッセンジャーに対する認知率が約70%となったという。
このことから、クリプトではネットユーザーが増加傾向にあるシニア層においても、インスタントメッセンジャーがコミュニケーションツールとして広まる予想。シニアコミュニケーションとの提携により、これまで未開拓であったシニア向け案件に取り組むことで、事業拡大を図る考えだ。
また、シニアコミュニケーションはクリプトがもつインスタントメッセンジャーの機能が、双方向型のコミュニケーションを求めるシニア層のニーズに合致していると判断。STAGEに導入する考えだ。
なお、シニアコミュニケーションは、7月26日付けでQriptの株式500株(9.3%)を、総額1億円で取得している。
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