Wall Street Journal紙は10月3日午後、Verizon CommunicationsがTV広告主Digital Art Servicesにより起訴されたことを報じた。Verizonが自社TV事業「Fios TV」の加入者数を割り増しして報告したためという。
メディアおよび広告企業Digital Art Servicesは米ニューヨーク州南部連邦地方裁判所で、VerizonがFios TVサービスの加入者数を不正に多く伝えたと申し立てた。
Wall Street Journalの記事によると、この訴訟でDigital Art Servicesは、Verizonがニューヨーク地区の加入者数を報告する際に、未決定の顧客もカウントしたと主張しているという。クライアント向けに広告スペースを購入するDigital Art Servicesは、Verizonが誤った数字を報告した結果、Fios TV向けの広告枠を本来よりも高い値段で購入したと申し立てているようだ。
Verizonの代表者、Eric Rabe氏は、Digital Art Servicesの主張は根拠がないものだと述べた。
「われわれが不正直だった、あるいは数字を割り増ししたという主張は間違っている」とRabe氏。「Verizonはそのようなことをしない。われわれと取引がある企業もそれを知っている」(Rabe氏)。
訴訟内容をまだ確認していないというRabe氏は、今回の件は単に、Digital Art ServicesがVerizonと締結したFios TVの広告枠購入契約を破棄するための作戦に過ぎないと考えているようだ。
「契約を破棄したいのだ。(Digital Art Servicesは)合意を履行する必要があるとわれわれは思っている」とRabe氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来