デジタルゲームに関する国際的な学術会議である「DiGRA」が、東京大学 本郷キャンパスにて2007年9月24日よりスタートした。9月28日までの期間、ゲームに関する様々な研究・開発に関する発表が行われる。
世界27カ国から264名の人たちがDiGRA2007参加のために事前登録を行っており、当日登録を含めれば優に300名を超える人たちがデジタルゲーム研究のために集まる、大規模な学会だ。
日本では初の開催となる「DiGRA2007」は、先日閉幕した東京ゲームショウ2007と同様に、今年から経済産業省が推し進める「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル〈コ・フェスタ〉」の一環としての開催となる。
また、ゲーム開発者向けのツール展示や発表が行われるCEDECも会場・期間が重なって
も開催される。こちらもコ・フェスタの一環としての開催となる。
3回目となる「DiGRA」のテーマは、「状況論的ゲーム学の構築」。5日間にわたり世界各国のゲーム開発者、研究者による発表が行われる。
開催初日の9月24日にはオープニングセレモニーが行われ、DiGRA2007実行委員会委員長である東京大学教授 馬場章氏から挨拶が行われた。
馬場氏は挨拶の中で、今回のDiGRAのテーマである“状況論的ゲーム学の構築”について、
「現在のデジタルゲームの存在を考える際に、単に遊びの局面だけでなく、社会、経済の文脈、技術などさまざな方面からのアプローチが必要となっている。そのさまざまな分野の研究者がデジタルゲームを読み解き再構築することを、今回のテーマとした」
と説明。
テーマの通り会期中は、開発者や研究者による最新のゲームテクノロジーについて発表はもちろん、オンラインゲームを使った事象の研究、教育・医療や公共政策に活用されるようになったゲームについての研究なども行われる。
「DiGRA2007」についての詳細は、下記公式ページを参照して欲しい。
DiGRA2007
http://digra2007.digrajapan.org/
日本デジタルゲーム学会
http://www.digrajapan.org/
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