ゲーム機は「一家に1台」から「1人に1台」へ--子どものゲーム利用に関する調査

 「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントと三菱総合研究所は9月18日、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」において、小学生を対象に実施した、ゲームに関する調査の結果を発表した。

 調査によれば、8割の子どもが普段ゲームを「やっている」と回答し、そのうち約99%の子どもは自分の家でゲームをやっていることが分かった。

 また、所有台数で最も多かった答えは「5台以上ある」(34.4%)で、「複数(2台以上)もっている家庭」が8割以上という結果と合わせ、「一家に一台」から「一人に一台」という傾向が見受けられた。

 家でゲームをするのに家族と決めたルールの第1位は「ゲームをする時間の長さ」(45.9%)だった。その他「ゲームをするための条件(例:宿題を終わらせてから/お手伝いをしてから)」「公園には持っていかない」「兄弟(妹と弟)を優先してやる」など、ルールのもとゲーム利用を許可する家庭がある一方、第2位は「特にルールはない」(34.6%)という結果になった。

 ゲームの利用時間については、女子に比べて男子の方が長時間ゲームをしており、学校がない日には、3人に1人の男子が3時間以上ゲームをしていることが分かった。

 自分の家でゲームをする時に「ひとりでする」と答えた子どもは7割で最も多く、一人っ子の増加、地域の友だちとの交流の希薄化といった、子どもたちを取りまく環境が垣間見える結果となった。また、よくやるゲームの種類では、68.8%が「携帯型ゲーム(Nintendo DS/PSPなど)」と答えており、携帯型ゲーム機の普及も、ゲームを「ひとりでする」要因の一つと考えられる。

 一方で、約1割の子どもは「以前はやっていたが今はやっていない」と回答し、その理由としては「ゲームをする時間がないから」(36.5%)が最も多かった。2006年11月に実施した第1回目調査「小学生の放課後の過ごし方に関する調査」における「約3分の2の子どもが、週に2日以上塾や習い事に通っている」という調査結果と合わせて、一部に多忙な小学生がいる現状を裏付ける結果となった。

 本調査は、gooリサーチの小学生を調査対象とした第3回目の調査で、6月25日から7月13日にかけて実施された。有効回答者数は1165名。

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