ソフマップ(野口進社長)は9月6日、JR秋葉原駅から徒歩5分ほどの秋葉原 電気街の中心部に、同社初の総合家電店「ソフマップ秋葉原本館」(足立博之 店長)をオープンした。台風が接近する不安定な天候のなか、10時のオープン を前に、昨夜から並んでいたという一番乗りの男性をはじめ、約700人ほどが 行列を作った。
秋葉原本館は、秋葉原地区の店舗再編の核となる総合店舗。既存のソフマッ プ店舗とはイメージをガラリと変え、中古商品は取り扱わず、新品のみ販売す る。また、PC・PC周辺機器に加え、薄型テレビなどのビジュアル・オーディオ 製品、エアコンや冷蔵庫などの生活家電、理美容家電、時計など、幅広いジャ ンルの製品を取り揃える。
売り場面積は、06年10月に増床リニューアルした「ギガストア神戸店」の約 4200平方メートルを超える同店最大の約4400平方メートル。商圏範囲は約20km、 売り上げは年間100億を見込む。
建物は地下1階、地上7階建てで、地下を除く地上1階から7階までがソフマッ プの店舗。売り場構成は、1階が携帯電話、電子辞書、2階がデジタルカメラ、 カメラアクセサリー、3階が薄型テレビ、レコーダー、デジタルビデオカメラ、 4階がオーディオ、PC、PC周辺機器、5階が白モノ、生活家電、6階が照明、理 美容、時計、7階がゲーム、CD/DVD、おもちゃなど。PC・PC周辺機器の売り場 はオーディオ製品と同じフロアで、従来店舗に比べ売り場は小さく、マザーボー ドやグラフィックカードといったPCパーツの陳列もごくわずか。代わりにヘッ ドホンコーナーに力を入れ、聞き比べができる視聴コーナーも設けた。
また、5階の同社初の生活家電コーナーでは、グループ会社のビックカメラ の支援・指導を受けながら、ドアが開閉できるように冷蔵庫コーナーの通路を 広めに取るなど、従来のソフマップにはない売り場作りを行った。5階には、 洗濯機10台を並べた実演コーナーも設置。6階には大きな鏡を設置したドレッ サー風の展示コーナーを設け、ドライヤーやホームエステ商品を体感できるよ うにした。
秋葉原本館では、事前にオープンセールを告知する新聞折り込みチラシ100万部を配布。足立店長は「ソフマップとしては、初めて生活家電を扱う。新規 ユーザーの獲得とともに、既存ユーザーにとっても楽しさを体感できるような 店にしていきたい」と抱負を語った。
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