アッカ・ネットワークス(アッカ)とNTTドコモは8月31日、アッカ・ワイヤ レスにドコモが出資し、その事業運営で提携すると発表した。条件の詳細につ いて今後協議を進める。
アッカ・ワイヤレスは、アッカがIEEE802.16eに準拠する高速無線通信技術 「モバイルWiMAX」による2.5GHz広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)事業 者免許取得を目指して設立。携帯電話事業での実績やノウハウなどから、ドコ モがモバイルWiMAX事業の最適なパートナーと判断し提携に踏み切った。一方 ドコモは、アッカが掲げている「グローバルスタンダードをベースにしたオー プン/水平分業モデル」の実現というWiMAX事業における基本方針に賛同し合 意に至った。
両社は、アッカ・ワイヤレスを主体として事業免許申請を行い、BWA事業者 免許取得後も同社を事業主体としてWiMAX事業を展開する方針。アッカは、ア ッカ・ワイヤレスに対し、有線ネットワークの運用や営業をはじめとする事業 運営全般を担い、ドコモは、無線ネットワークの構築および無線技術に関する 支援を行う。
なお、アッカ・ワイヤレスは総額720億円程度の増資を計画しており、出資 額はアッカが約300億円、ドコモが約190億円の予定。また他のパートナーとの 提携についても検討を進めている。
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