たった今、ビジネスネットワークのスキャニングとモニタリングをするためのアプリケーション「Spiceworks」を作動させるためにコンピュータをセットアップしたところだが、これでCNETの ITチームを煩わせることになるのは間違いないだろう。SpiceworksはPCが接続されているローカルネットワークをスキャンし、さまざまな項目の健康状態を報告するものだ。どのプリンタがインク切れになったか、どのPCのウイルススキャナーが期限切れになったか、その他である。
PCをモニターするためには、オフィス内でコンピュータにネットワーク管理者としてログインできるシステム管理者である必要がある。私にはそのアクセスがないのだが、このシステムが私自身のPCや、オフィス内のプリンタやオープンアクセスのコンピュータ数台について示してきたデータをのぞき込むことができた。情報のレベルは深く、明確に提示されている。例えばこのツールを備えた管理者は、会社内でどのアプリケーションがインストールされており、どのユーザーがその旧バージョンを運用しているかを簡単に見ることができる。また実際のITサポートのためのWindowsリモートコントロールセッションを開始することもできる。
Spiceworksはまた、ユーザーがサービスリクエストを申請できる完全なヘルプデスクシステムも用意している。このシステムではさらに、チケットを割り当て、その作業が終わるまで追跡することもできる。
Spiceworksが完全なウェブウェアではないことは認める。これはPCにインストールが必要なソフトウェアであり、バックグラウンドで作動する(ダウンロードはこちら。)しかし、モニターされるPCは、Windowsでデフォルトで作動するビルトインの管理プロセス以外には、他のソフトウェアを作動させる必要がない。ウェブらしい側面は、ユーザーインターフェースがブラウザベースであることだ。したがって管理者はネットワークに接続されたPCであればどれからでも管理コンソールを作動させ、管理ステーションにアクセスすることができる。
またこの製品で最もウェブウェアらしい点といえば、その価格だ:これは無料なのである。管理者のインターフェース上で、ウェブからの広告が表示される。この広告は目障りではなかった。広告を通してこのような管理ソフトから収入を得るというのは確かに興味深い(つまり、非常にリスクが高い)ビジネスモデルである。しかしコンピュータであふれたオフィスを運営しようとするなら、この使いやすく包括的な、システムおよびネットワーク管理製品を試すのも悪くないだろう。
ホームネットワークの「管理者」は「Network Magic(レビュー、ダウンロード)」もチェックされたい。
Spiceworksは来週のOffice 2.0カンファレンスでの発表を予定している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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