CNET News.comが入手した情報によると、デジタルペンを開発するベンチャー企業LiveScribeは2007年のクリスマスまでに自社初のデジタルペンを発表することができないようだ。
このペンは音と手書き文字を記録できるもので、同社が5月に明らかにした予定では、第4四半期に発表となっていた。だが、LiveScribeの代表者は米国時間8月27日、CNET News.comに対し、正式なローンチを2008年1月に延期すると述べた。製品の一般提供は、2008年第1四半期、おそらく3月後半に予定しているという。
「ソフトウェア、アプリケーション、開発ツールの微調整をたくさん行っているところだ。完全ではない状態で市場に出したくない」とLiveScribeの代表者は述べた。
LiveScribeは、ペンの中にコンピュータを入れるという構想に新しい流れを加えようとしているベンチャー企業だ。同社はLeapFrogとPalmの幹部を引き入れており、2007年5月に開催されたカンファレンス「D: All Things Digital(D5)」で華々しくデビューした。だが、その後は沈黙を保っていた。LiveScribeの代表者は、製品のローンチを遅らせることを決断したのはつい数日前のことだったと述べている。
同社は、開発中のペンコンピュータについて多くの詳細を語っていない。だが、ビルトインのディスプレイを持ち、ミーティング中の音声録音と手書き文字メモを同期でき、価格は200ドル以下と述べていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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