「Adobe Photoshop CS3」テストの結果は、マルチメディアマルチタスキングテストの結果を再現するものであった。FusionはParallelsよりは速いものの、FusionもParallelsもBoot Campで動作するWindowsの場合ほど高速ではない。MacのパフォーマンスをWindowsと比較した場合の絶対的な結論を出すには、Photoshop CS3テスト、マルチメディアマルチタスキングテスト、「Cinebench R10」テスト(次のグラフ参照)はどれもそれだけでは不十分である。しかし今回のIntel Macのパフォーマンスは、Windowsシステムと少なくとも互角か、または時にはより高速である。
MaxonのCinebench R10テストは、たとえば写真のようにリアルな3Dシーンをレンダリングするなど、CPUに負担をかけるテストである。テストでは同じシーンを2回レンダリングした。その際、最初は1個のCPUコアのみ使用し、2回目には利用可能なすべてのCPUコアを使用した。マルチCPUコアをサポートする仮想化アプリケーションはFusionだけであり、したがってマルチCPUベースでレンダリングできたのもFusionのみである。シングルコアでのレンダリングの場合、FusionとParallelsはほぼ同じパフォーマンスであった。興味深いことに、我々が今回行なったテストのうちCrossOver Macで実行できたのはこのテストだけであった。CrossOver Macのシングルコアでのパフォーマンスは、他の2つの仮想化アプリケーションをわずかに上回った。
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