Sunは、Synchronicaとのライセンス契約により、コミュニケーションスイートとアプリケーションプラットフォームスイートにモバイル用の同期機能を追加する予定だ。
Synchronicaは、モバイル機器の同期とデバイス管理を専門とする企業。同社が開発するモバイルゲートウェイシステムの主要機能が、Sunの「Java System Communications Suite」と「Java System Application Platform Suite」に追加される。Sunによると、メッセージング機能とコラボレーション機能を強化する同社コミュニケーションスイートは、2億4000万のメールボックスで利用されているという。
Sunは、SyncML同期エンジンとSynchronica製モバイルゲートウェイへのバックエンドコネクタとを組み合わせて、同社スイートにモバイル用同期機能を追加する。SyncMLは、Nokia製品や「BlackBerry」など多くの携帯電話が採用するオープン規格である。SynchronicaのSyncMLクライアントは「Windows Mobile」または「Palm OS」を採用した携帯電話向けで、Over the Airによる設定も可能。
Sunのソフトウェアインフラストラクチャー担当バイスプレジデントKaren Tegan Padir氏は米国時間8月20日「この提携で、Sunの広範なデスクトップクライアントサポートがさらに拡大し、多数のモバイル機器にもおよぶことになる。アプリケーションサーバを利用する開発者が、オンライン操作とオフライン操作の両方をサポートする高機能でスケーラブルなモバイルアプリケーションを作成可能になる、という効果もある」と述べた。
Synchronicaが提供する機能がいつ利用可能になるのか、本稿執筆時点で、Sunは明らかにしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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