スクリーン録画ユーティリティの「Camtasia」の背後にあるチームが、同技術の実験的な簡易バージョンを公開した。このパッケージは「Jing Project」という名前で、ダウンロード可能なアプリケーションとして提供されている。
Jingにより、PCから直接スクリーンショットや動画を取り込み、それを保存したり、ウェブ上で共有したりすることが簡単にできるようになった。個人的には、この実験で最も素晴らしい部分は――理論上では――Jingが、利用者のコンピュータから録画した動画のホスティングサービスを提供する「Screencast.com」と統合したことだ。利用者は録画した動画を、自分のScreencastのアカウントに保存し、そこから組み込みコードを取得して、ブログや他のページに投稿することができる。
この実験的なJingは素晴らしい。しかし妙なことに、定評あるScreencast.comのサイトとのリンクが弱点となっている。これは魅力を損ねる点であり、利用者が必要とするリンク(組み込みコード)を見つけるのが不可能に近い。さらに、60日間を過ぎた後は、無料トライアルサービスが失効する。したがって、スクリーンキャストホスティングに月額6.95ドルを支払うことが耐えられないという人は、ハマらないようにしよう。私が本当に期待するのは、JingファイルをYouTube、Blip.TV、Viddlerやその他の無料共有サイトに迅速で手軽にアップロードすることを可能とする手段である。しかしこれはTechSmithの収益モデルを一部損ねることになるのだろう。
本格的なスクリーンキャスト編集をしたいなら、Camtasiaの完全版は入手を検討する価値がある。そしてもちろん、何もダウンロードする必要もなく、Windowsからスクリーンを取り込むこともできる(「シフト」+「PrintScreen」)。しかしスクリーン上の画像や動画を取り込む手段としては、精巧で柔軟性があり、ほとんど楽しいとすら感じられるJingには到底かなわない。
以下の動画はもちろん、Jingを使って取り込まれたもの。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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