人名検索エンジンの「PeekYou」が米国時間17日にオープンベータ版サービスを開始した。これにより人探しを助けるウェブサイト(「Wink」と「Spock」を参照)がまたひとつ加わることになった。
もし人名検索に関心があるのなら、Winkを使うことをお勧めする。Spockはまだクローズベータ版だし、PeekYouの現ベータ版はぱっとしない。同社はデータベースに5千万人を蓄えていると主張するが、多くの重複がみられる(「George Bush」のエントリは700件を超え、各エントリから2、3のリンクが貼られていた。さらに「George W. Bush」と入力しても結果を絞り込むことはできなかった)。また似通った名前の一覧から、誰が誰なのかを区別する適当な手段がない。「Stephen Hawkings」の検索結果として出てきた7人のうち、誰が物理学者なのか?結局は誰も物理学者ではないことが判った(このうち所在地を英国とするタグのついたリンクは「MySpace」の偽ページにつながった)。
私自身の名前を検索すると(「虚栄心、汝の名はブロガー」、『ハムレット』より)、古い個人ブログ、MySpace、そして「Ryze」(2002年以来使っていないソーシャルネットワーク)へのリンクが見つかったが、現在のリンクはひとつもない。「Webware」「LinkedIn」「Facebook」「Twitter」、その他のどれも出てこなかった。
PeekYouはSpockやWinkと同様の特色をうたっている:利用者は自身のプロフィールを「主張する」ことや、リストから除去することも可能である。しかし私からのアドバイスは、この製品に巻き込まれないようにすることだ。これは一般公開の準備が出来ているとは言い難く、大事な検索をする必要があるときに、時間を費やすほどの価値が本稿執筆時点においてはないことは確かだ。
われわれは人物に対するコメントを集積する「Gleamd」もチェックしているところだ。このアプリケーションはまだプライベートベータ版である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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