ベンチャー企業に関する情報を提供するVentureBeatが8月7日付けで報じたところによると、Forbes Magazine--先日明らかになった、あの偽Steve Jobs氏の所属もこちら--がClipmarksを買収したと、「内部情報筋」が伝えてきたという。Clipmarksは米ニューヨークをベースとしたベンチャー企業で、ハイパーリンクや記事全体ではなく、ウェブページの一部を共有できるサービスを提供している。ユーザーは、ウェブサイト上のテキストを「ハイライト」するプラグインをダウンロードして利用する。
買収金額は明らかにされていないが、VentureBeatのEric Eldon氏は、「Forbesは、自社記者が自分が読んでいる記事についての情報を収集、共有するのにこのサービスが有益だと判断した。将来、(Clipmarksを)Forbesの記事やブログでも利用するかもしれない。Clipmarksで気になった材料をクリップし、それについてすぐにブログできる」と書いている。
Clipmarksの代表者はこのうわさにすぐに対応、しかも非常に率直だ。設立者のEric Goldstein氏は、自ら共有したいテキストを「クリップ」して、次のように書いている。「多少早まった記事だ。われわれはForbesに買収されていない。だが、この数カ月の間、Forbesのあらゆるレベルの人々と会合を持った。Forbesの人々が、われわれが構築したサービスに感動し、支持を示してくれたことは、われわれにとって意味のあることだった」
しかし、ここまで読んで買収の可能性がないと判断してはいけない。Goldstein氏は「数週間以内に、われわれの関係についてより明確なことを発表できると期待している」とほのめかしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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