Novellが全米でも有数の特許弁護士と契約を交わした。
世界各地に事務所を構える弁護士事務所Morrison & Foersterのサンディエゴ事務所でトップを務めるEric Acker氏は、すばらしい経歴の持ち主だ。Acker氏は、連邦検察官として45件の陪審裁判にかかわった経歴を持つ。
Morrison & Foersterは、技術などいくつかの分野に特化した訴訟を手がける専門家集団だ。『The American Lawyer』誌によると、同事務所はエリート弁護士事務所のAリストにランクされており、Novellとは、すでにThe SCO Groupとの訴訟でNovellの弁護を行った関係だ。
「SUSE Linux」を開発するNovellはMicrosoftと提携を結んでおり、この提携はその後継続的に論議を呼んでいる。2006年11月に提携を発表してからわずか3週間後に、2社は不和に陥った。
提携の一部として、Novellは、Microsoftが特許侵害で自社顧客を訴えないように4000万ドルを支払った。2社はそれにより、「特許平和」を宣言した。
ブロガーで法分野に明るいPamela Jones氏は、今回のAcker氏との契約についてウェブサイトのGroklawに以下のように書いている。「この提携は、Novellが真剣に訴訟に向けて準備を進めていることを裏付けるものだと思う。Novellは自分たちの重要な武器がしかるべき場所にあることを確認しようとしているのだ。NovellがMorrison & Foersterと契約したからといって、他の弁護士との契約を打ち切ったわけではない。訴訟は集団スポーツのようなものだ」
Microsoftは先日、オープンソースは235件の自社特許を侵害していると主張したが、いますぐに訴訟を起こすつもりはないとも述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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