タグ検索サービス「TAGGY」を運営するTAGGYは8月6日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Any」を運営するAnyと事業提携をしたことを発表した。
Anyはmixiなどをはじめとするサービスと異なり、登録ユーザー以外でもコンテンツの閲覧が可能なSNSだ。モバイルでの利用も可能で、現在60万人以上のユーザー数を誇っている。また、ユーザーがアップロードする日記に「タグ」をつける機能を提供しており、2007年2月にはTAGGYとサービスを連携し、TAGGY内でAnyのタグ検索を実現している。
提携により、Anyに日記をアップロードした際、日記につけたタグに関連性の高い動画を自動的に表示できるようになる。たとえば「ペット」というタグを日記につけた場合、YouTubeをはじめとしたCGMサイトにアップロードされているタグを検索し、ペットに関連するタグの付いた動画が自動表示されるといった具合だ。
今回の提携は現時点では日記についたタグを元に動画を表示するだけのものだが、TAGGYでは今後の展開として、タグを元にしたターゲティング広告などを展開することなども視野に入れている。Anyに自動表示される動画にはそれぞれタグの情報があることから、その閲覧履歴をデータベース化、タグ情報を集めることで、ユーザーが興味を情報もつ情報を分析し、年内にもユーザーに最適なコンテンツや広告を表示することを目指す。
TAGGYではAny以外にも同様のサービスをポータルやコミュニティーサービスに導入する予定で、TAGGYの持つ関連コンテンツ情報の表示に対する課金と、ターゲティング広告のレベニューシェアにより収益化をねらう。また、今後はタグによる行動履歴のデータを元に、価格情報や口コミ情報などタグを持たない情報についても解析し、精度の高いリコメンドエンジンを開発することを目指す。
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