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VIVA!帰ってきたHP電卓--米国HP社「HP35S」

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ヒューレット・パッカード
HP35S
内容:PCやプリンタなどで知られるヒューレット・パッカード社(HP)。以前は電卓メーカーとしても有名だったのである。一部の金融系電卓においては、今でも圧倒的なシェアを持ち、特定機種だけはまだ続けているとのこと。なんと、科学技術計算向けのプログラム電卓の新製品が登場したのである。

 筆者は以前、お気に入りガジェットバトン第12回でHPの電卓についてご紹介した。この中で、伝統のHP電卓はもうないので大事に使い続けるしかないと書いたのだが、何と米国HP社が電卓の新製品を投入した。計らずも筆者の記事は一種の誤報となってしまったわけだが、こんな嬉しい誤報は大歓迎である。

なぜ今またHP電卓なのか?

  • HP35S。リニューアルという観点からもよくできた電卓だ

 実はこれには理由がある。HPは35年前、世界初のハンドヘルド型関数電卓であるHP35という機種を世に送り出した。当時、技術者の使うハンドヘルドな道具といえば計算尺がまだ主流で、関数を計算できてポケットに入る電卓というのはなかったのである。HP35が登場したことによって、世の中から計算尺を一掃してしまったといわれるくらいに売れた電卓がHP35であった。このHP35の登場(1972年)から35年目の今年を記念して投入されたのがHP35Sである。

 HP35Sは“S”というサフィックスがついてはいるが、当時のHP35とはまったく異なる関数電卓で、旧来のHP電卓の良さを残しつつ新設計されたものだ。ある意味、復古したモデルではあるが良さを残したまま新製品として登場したのがHP35Sというわけだ。このスタイルの電卓としてはHP32SIIが最後の機種となっており、発売開始が1991年であったので実に16年ぶりの新製品ということになる。

 一時期は存続が危ぶまれたHPの電卓事業だが、かつて『決して捨てるわけではない』という何だか情けないニュースリリースが流れたりで、一体どうなることかと思われたのだが、これでまずは一安心というところだろうか。というのも今回のこのHP35Sは、いわゆる「アニバーサリー」モデルとして市場に投入されたわけではないので、限定数しか売らないということはない。しばらくは供給が続くはずであるので、これまでは買いたくても買えなかったユーザーの手にも行き渡るであろう。

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