今回発表したのは、デスクトップPC「VALUSTAR」X、SR、W、Lシリーズの4タイプ13種類と、ノートPC「Lavie」A、L、TW、RXシリーズの4タイプ12種類。AV機能の強化が大きな特徴で、発表されたモデルのうちTV機能を持つモデルにはリモコンが標準添付。リモコンから「ネット映像」ボタンを押すだけで、動画配信サイト「BIGLOBEストリーム」に自動的に接続する。「BIGLOBEストリーム」には、ニュース、ドラマ、音楽など約5,000本のコンテンツがそろっており、これらのコンテンツをキーボードを使わず、リモコン操作のみで楽しめる。ただし、ショッピングなどの場合は、キーボードでの操作が必要だ。
今回の新モデルには、限定特別コンテンツとして、TV対応モデルなら宇宙戦艦ヤマト全シリーズ84本が用意されており、購入PCから無料で見ることができる。
NECでは、約8割の世帯にPCが普及し、ブロードバンドユーザーが約4割に達した背景から、AV機能を強化。さらに同社が持つコンテンツサービス「BIGLOBEストリーム」とコラボレーションさせることで、新たな付加価値を追求していく方針だ。
また、ホームネットワークの設定やAVコンテンツの共有設定を手軽に行えるソフト「ホームネットサポーター」を新モデルに搭載。NEC 執行役員専務 片山徹氏は、「PCは一家に一台の時代から一人一台、家庭での複数台の所有になってきた。PCの位置付けは、今後ホームPCサーバになっていくだろう」と語った。
今回発表された「VALUESTAR」シリーズ13機種のうち、最上位機種となる「VALUESTAR X VX980/DD」(9月15日発売/市場想定価格35万円)には、第三世代となる水冷システムを搭載。CPUフル稼働時でも約30dBの静音声を実現させた。また、HDDは標準200GB×3台搭載。RAID 5に対応している。NEC Direct では、HDDの台数やRAIDレベルを選択できるモデルも用意されている。
「LaVie」シリーズのうち、「LaVie A LA790/DD」(9月15日発売/市場想定価格25万円)には、ワイヤレスでTVが楽しめる「AirTV」を標準搭載。1.6kgの軽量ボディながらもAV機能を強化した上位モデルで、100GBのHDD、12.1型のワイド液晶を搭載している。さらに、標準添付のスピーカーを内蔵した「ミュージックスタンド」に接続すると、小さいながらも迫力あるサウンドが楽しめるほか、充電も同時に行える。
デスクトップPC「VALUESTAR」とノートPC「LaVie」シリーズ主要ラインアップ
フォトレポート