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「FMV-BIBLO LOOX T75L/T」は、夏のLOOX Tシリーズの中で最もスペックの高い最上位モデルだ。DVDを利用するときやテレビ見るときなど、利用シーンに合わせてユニットを交換できるマルチベイ構造で、標準でスーパーマルチドライブとTVチューナーユニットが付属している。CPUは超低電圧版PentiumM-753-1.20 GHz。HDDは、最大約74時間録画が可能な100GBを搭載。ノートPC付属のサブHDDレコーダーとしては十分な容量を持っていると言えるだろう。
サイズは、幅261×奥行き199×高さ32.0〜35.0mm。小さいながらも、表示領域の広い10.6型高精細ワイドXGA(1280×768)を搭載している。光沢のあるタイプの非常に鮮やかな液晶で、映り込みがないわけではないが、低反射コーティングが施されている効果はあると感じた。
重さは、標準添付の内蔵バッテリパック(L)と標準搭載のテレビチューナーユニット装着時で、約1.48kg。標準搭載のスーパーマルチドライブ装着時だと約1.50kgだ。PCのサイズが小さいので、手にしてみると意外と重く感じる、というのが率直な印象である。
しかし、ピアノの塗装ような上品なブラックのボディは、スタイリッシュでカッコイイ。このまま見せびらかして持ち歩きたい気分にもなるが、つやのある鏡面仕上げと来ればやはり気になるのが指紋だろう。このLOOX Tシリーズも例外ではなく、いつもキレイにしておくためのクロスは必須である。実際に使っていると、「このパソコンはカッコイイですね」と褒められることが多く、ちょっとした話のきっかけになるシーンもあった。そんなときに指紋がベッタリ付いたPCを差し出しては興醒めするというもの。カッコよさを保つため、多少の努力はしておいたほうがよさそうだ。
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この「FMV-BIBLO LOOX T75L/T」の大きな特徴は、利用シーンに合わせてユニットを交換できるマルチベイ構造だ。今日はできるだけ軽くしたいから、テレビチューナーもマルチドライブも入れないでおこう。今日は残業でかなり遅くまでかかりそうだけど、あの試合も気になるからチューナーも持って行こう、など状況に応じた使い方ができる。ただし、テレビチューナーとマルチドライブのどちらかしか使えないため、たとえばテレビを見ながらリアルタイムにDVDへ記録する、といったDVDレコーダーのような使い方はできない。一度HDDに記録してからマルチベイに付け替えて記録することになる。
テレビを見るには、室内なら標準添付のRF変換ケーブルを使って外部アンテナとつなぐか、屋外と同様に標準添付のヘッドホンアンテナにつなぐ方法がある。外部アンテナのないオフィスの自分のデスクでテレビを見たい、といったときにも最適だ。今回、屋内でヘッドホンアンテナを使ってみたが、カーナビ程度の画質は得られたため、個人的には十分満足できるものだと感じた。
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