日本では、まもなく出荷を開始し、Apple Store、アップル直営店、アップル製品取扱店で販売される予定だ。
日本での価格は、512MBのモデルが10,980円。1G対応モデルが16,980円だ。
手のひらに収まる程度の大きさで、厚みも8mm程度と非常に薄い。iPodやiPod miniよりもずっと安価で、より手軽に持ち運べるプレイヤーの誕生だ。
バッテリー稼働時間は、最長12時間。オプションの販売されるバッテリーパック(3,570円)を使えば、さらに20時間延長し、最大32時間の稼働が可能になる。充電は、USBポートを通じて行なえるほか、オプションでUSB電源アダプタでも可能だ。オプションは、このほかに、アームバンド、スポーツケース、ドックが用意されている。販売は、USB電源アダプタは1月末から、それ以外のアクセサリは2月中に販売する予定だ。
簡易パッケージから見える「iPod Shuffle」は、とても小さく、「えっ、これがミュージックプレイヤー?」と軽い衝撃を受けるほど。取り出してみると、手のひらに収まるサイズに小ささを実感した。小さい代わりに液晶ディスプレイはなく、ちょっと大きめのUSBメモリ、といった印象だ。
鞄や、シャツの胸ポケットに入れて持ち運ぶのもいいが、長めのストラップも付いており、首からさげるのもよさそうだ。「iPod Shuffle」の重さは22g。iPod miniは103gなので、飛躍的に軽量化されている。これなら肩こりの心配もないだろう。「iPod Shuffle」は音楽の再生だけでなく、ストレージデバイスとしても利用できるので、データの持ち運びにも便利だ。
音楽データは、専用ソフト「iTunes」を使って転送する。もし、すでにiPodやiPod miniを持っているなら、現在使用しているソフトをそのまま利用できる。
フラッシュメモリタイプなので、USBポートに「iPod Shuffle」を差し込むだけで転送できる。たかがケーブルだが、されどケーブル。従来のiPodのように、ケーブルを使わずにデータ転送ができるのは嬉しいところだ。
一方で、不便な点もある。液晶ディスプレイがないので、iPodなどの操作に慣れていると、「iPod Shuffle」を抜くタイミングが分かりにくい。転送終了の確認は、iTunes上で行うことになる。データの転送中は「接続を解除しないでください」、あるいは終了時に「接続を解除できます」など表示とされる。
今回入手した「iPod Shuffle」は512MBのモデルだ。ビットレート128kbpsで約120曲入るとしているが、今回試したところでは111曲。256kbpsで56曲だった。
操作は、至ってシンプルだ。ボタンの上下でボリュームの調節、左右でトラックの選択が行える。真中を押すと、再生と停止だ。従来のiPodのようなクリックホイール方式ではない。
製品名のとおり、基本的にシャッフルで再生される機能をベースにしているが、背面のスイッチひとつでシャッフル再生をオフにすることもできる。本体でできることは限られているので、マニュアルを見なくても使えそうだ。
サウンドは、iPod miniと比較してみたがほとんど変わらない印象を受けた。標準で付属するイヤホンもほぼ同じものだが、イヤホンを二股に分配している根本の部分に保護するカバーが付いている。従来のiPodユーザーからは、特にこの部分が壊れやすい声というが上がっており、これに応えたものだろう。
「iPod Shuffle」は最大容量が1Gのため、いつもたくさんの曲を持ち歩きたい、というヘビーユーザーには向かないかもしれない。 しかし、HDDタイプと比べてフラッシュメモリタイプは衝撃に強いので、スポーツクラブでの使用は「iPod Shuffle」など、用途を分けてセカンドプレイヤーとして使うのもよさそうだ。
手軽にミュージックプレイヤーを楽しみたい人はもちろん、すでに持っているユーザーにもおすすめの一台だ。
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