大日本印刷(DNP)は6月29日、1つのコンテンツを複数の端末で継続して利用できる「シームレスメディアサービス」を開発したと発表した。PCで閲覧していたページの続きを、スマートフォンや携帯ゲーム機で見る、といった使い方が可能。教育分野を中心に実用化を進め、2008年春のサービス開始を目指す。
シームレスメディアサービスでは、サーバがユーザーごとにコンテンツの閲覧状態を保持し、端末が変わっても同じ部分から閲覧を続けられるようにする。例えば、同一の教材コンテンツを利用して、学校での授業のあと、移動中、休憩時間、帰宅後に継続して学習を行える。
またメモ機能を使って、学習のポイントなどを各端末から書き込み、別の端末で引き続き利用できる。書き込んだメモを一覧表示し、復習に利用することも可能。
サーバは、端末の画面サイズや動画、音声プログラムといった仕様に合わせ、コンテンツを自動変換する。コンテンツの提供側は、端末ごとにコンテンツを制作する場合に比べ、制作期間やコストを抑えられる。
DNPはこれまで、学習研究社とインデックスグループが出資する学研インデックスと共同で教材コンテンツの配信実験を実施し、良好な結果を得たという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニック エコシステムズの目指す社会を
実現させるための事業戦略とは
Google Cloud が提案する、業務最適化と
イノベーションの実現ヒントが盛り沢山!
MSとパートナー企業主催のハッカソンが
企業文化変革のきっかけに
現場経験から生まれた建設テックアプリが
"二次元の図面管理”の救世主へ