三井物産は6月29日、動画管理ソフトの開発などを行うメタキャストと資本提携したと発表した。昨今、ネットユーザーの需要が拡大している動画関連サービスを強化することで、新たな広告およびEC(電子商取引)のビジネスモデル構築を目指す。
三井物産はこのほどメタキャストの第三者割当増資を引き受け、同社株式の約8%を取得した。取得金額については明らかにしていない。
両社は今後、動画サービスを軸に、初期出荷時のパソコン(PC)へのソフト導入、テレビ番組連動の広告商品やEC、ネット家電などの端末開発──などで協力する方針。将来的には、共同開発商品の海外展開も視野に入れる。
YouTubeなど動画共有サービスの需要拡大を受け、三井物産は約1年前からメタキャストとの新たな動画関連サービス展開を模索。2007年に入ってから、本格的な提携交渉を進めていた。
メタキャストは2005年4月設立。テレビとブログの融合コミュニティ「テレビブログ」やPC上にある動画ファイルを画像で視覚的に管理できるソフト「TAGIRI(タギリ)」などを提供する。ネットエイジグループなどが支援しており、動画関連のメタデータ(データに関するデータ)の集約および流通に特化した事業を展開している。
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