ケンコーコムは6月26日、深夜および早朝時間の顧客対応業務を開始すると発表した。近く、コールセンター/コンタクトセンター業務を行う米国子会社を設立し、9月をメドにサービスを開始する。自社展開により品質を担保した顧客対応の時間を拡大し、機会損失の減少とサービス向上に伴う売り上げ増加を目指す。
設立するのはケンコーコムの100%子会社「Kenko.com U.S.A」。資本金は10万ドルで所在地はカリフォルニア州トーランス市に置き、代表者にはケンコーコム執行役員CRM本部長の大澤紀子氏が就任する。
米国に新設する予定のコールセンターは現在、床面積や座席数、オペレーター数などはすべて未定。「当初は若干名の運用で規模拡大については順次検討する」(広報)としている。
サービスのイメージとしては、国内で対応している朝9時から夜7時までの顧客対応時間に加え、深夜1時から翌日の国内対応開始時間までが追加されるようになる。
米国に子会社を設立する理由としては、「時差を活用した顧客対応で一番最適な場所だと判断した。また、当社のコールセンターは物流機能と連携していることに加え、専門的な知識に基づく顧客対応が必要なため自社展開を重視している」(同)とした。
米国子会社設立に伴い、健康食品で先行する米国商品の輸入やマーケティング活動の拠点を置くなどコールセンター以外の展開も考えられるが、「現時点でそれらの計画はない」(同)としている。
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