ヒト型ロボットが進化。川田工業と産業技術総合研究所(産総研)、川崎重工業の3社が21日、人間と同じ作業環境で働く人間型ロボットの改良タイプ「プロメテ・マーク2」を報道陣に公開した。身長160センチ、体重68キロ(バッテリーを含む)で、2002年12月発表の初代「プロメテ」に比べ、手や手首の自由度(関節)を増し、電動工具の把持やボルトナットの作業動作ができる。
過酷な実環境での利用を想定し、体内で生じる熱を排出しながら防じん・防滴性を維持する機能も追加。高効率な駆動機構を新規に開発したことで、歩行時間を従来比2倍の2時間に延ばした。
デザインは初代と同じアニメーション「パトレイバー」などのメカデザイナー、出渕裕氏が担当した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」