ネットエイジグループは6月19日、中国のオフショアシステム開発企業を買収するとともに、国内の3D(三次元仮想空間)関連企業の買収および新会社を設立すると発表した。総投資額は2億円超。今後の重点事業と位置付けるアジア市場および新規事業への投資活動の一環となる。
買収するのは中国のオフショアシステム開発企業であるIntersof(インターソフ)と3D関連技術開発のジクラボ。インターソフへは約1.9億円を投じて出資比率51%の連結子会社とし、ジクラボは既存株主から全株式を取得した。ジクラボの買収金額は明らかにしていないが、多額の投資ではないと見られる。
インターソフは日本企業向けのオフショア開発に実績があり、主要都市の技術者との人脈もあるという。
3D関連事業ではジクラボの買収とともに、同事業の企画を行う3Di(社長はネットエイジグループ新規事業担当役員の小川剛氏、資本金5000万円)を設立。これにより、3D関連事業のプラットフォーム提供と開発案件を一貫して行える体制が整うとしている。
また、3D関連事業ではジクラボ社長の竺振宇氏が新たに新規事業担当役員に加わる予定。小川氏は引き続き新規事業全般を開拓する一方、竺氏は新規事業となる3D関連事業に従事する。なお、3D関連事業は2008年3月までに本格展開する予定だが、今期の業績への影響は軽微としている。
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