マサチューセッツ州ニュートン発--Nortelはノースカロライナとコロラドの両州で自治体ワイヤレスネットワークの導入を進めている。米国時間5月4日、当地で開催中のMuniWireless New Englandカンファレンスで発表された。
Nortelは、コロラドの自治体サービスプロバイダーFront Range Internetと提携し、コロラド州デンバー郊外にあるI-25国道沿いの地域に自治体ワイヤレスサービスを提供する予定だ。
声明によると、Nortelはワイヤレス統合アプリケーション、サービス、技術を提供する契約を2年前から結んでいたという。
これらの自治体向けワイヤレスサービスには、警察や消防署が高機密データにアクセスするためのアプリケーションのほか、水道メーターのチェックや図書館へのアクセスといった各種公共サービスも含まれる。
一方、グリーンビルのダウンタウンを対象地域とするノースカロライナ州における取り組みでは、別のISPであるWindChannel Communicationsとの提携によって導入が進められている。グリーンビルのダウンタウンを中心に展開されている同ネットワークは、住民に無償でワイヤレスアクセスを提供するほか、第1回目の応募者には自治体ワイヤレスサービスも提供する。
Nortelの自治体ソリューションディレクターAngela Singhal Whiteford氏は、「グリーンビルは、ダウンタウンの活気を取り戻したいと考えている。イーストカロライナ大学はメインキャンパスがそこからあまり遠くないところにあり、同校では学生をもっと集めたいと考えている」と語っている。
同氏は「大学ではワイヤレスアクセスの提供が求められている。学生はこうした機能が提供されることに期待しており、グリーンビルもそれに応えようとしている」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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