三洋電機は5月31日、水中撮影が可能なデジタルムービーカメラ「Xacti DMX-CA65」を、6月15日に発売すると発表した。価格はオープン、実勢予想価格は6万円前後となる見込みだ。
Xacti DMX-CA65(以下CA65)は、水の飛沫に対する防水性能で噴流に対する保護が行えるJIS IPX5、水中に浸けることを想定した防水性能で潜水状態に対して保護が行えるIPX8相当の保護機能を持っており、水深1.5m以内で60分まで使用可能なデジタルムービーカメラだ。現在発売されている防水ケータイはJIS IPX7相当となり、水に浸しても影響がないとされているが、それを上回る「潜水状態での使用」をクリアしている点が新しい。
三洋電機では昨年8月に、DMX-CA6(以下CA6)という生活防水ムービーカメラを発売しており、防水モデルはCA65で2世代目となる。CA6はJIS IPX4対応で生活防水レベルだったが、今回は潜水にも耐えうる防水性能にまで強化させた。
録画形式はMPEG-4 AVC/H.264方式で、高画質かつ長時間の撮影を実現。録画メディアはSDメモリカードで、4GバイトのSDHCメモリカードを使用した場合、約5時間の記録が可能となっている。有効画素数は約600万画素で、光学5倍ズームやムービー手ぶれ補正機能を搭載している。
パッケージには、Adobe Premiere Elementes 3.0とAdobe Photoshop Album SEが同梱される。カラーバリエーションは、シェルホワイト、マリンブルー、ブライトイエローの3種類を用意しており、シェルホワイトはリゾート、マリンブルーはビーチ、ブライトイエローはスポーツと、色ごとに使用シーンを提案している。
また、ウェブ上での高画質のデジタルムービーコンテンツを普及させるためのプロジェクト「Xacti 2.0」では、シーボックス、エムログ、シックス・アパート、ボイスバンクといった4社に加え、アクシード、フリップ・クリップ、フジテレビラボLLC、アスクドットジェーピーの4社が新たに賛同企業として加わった。
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