個人投資に関する調査(中)--ユーザーはどんな情報を参考にするの?

Webマーケティングガイド2007年05月30日 13時00分
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 Webマーケティングガイドでは、投資に関する調査を企画し、株式会社エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチのリサーチパネルに対してインターネット調査を行った。

 今回の調査対象は、20歳〜59歳までの公務員、会社員、自営業または自由業を営むユーザーで、これまでに投資をした経験のある300人。 年齢比は20代、30代、40代、50代それぞれ75人の均等割り付けを行った。

 前回の「個人投資に関する調査(上)〜投資ブームはメディアと投資経験者の相互作用〜」では、利用したことのある金融商品と、投資を始めたきっかけや目的について調べた。

 今回は、ユーザーはどれくらいの金額から投資を始めたか、またどんな情報を参考にしており、特にインターネット上ではどんなサイトを参考にするかに注目し、調査を行った。

 まずQ1では、最初にどれくらいの金額から投資を始めたかを尋ねた。

どれくらいの金額から投資を始めたか

 最も多い回答は「10万円以上30万円未満」の25%となり、4人に1人がこの金額から投資を始めている。 また、次に多いのが「10万円未満」で21%となり、かなりの低額からまずは投資を始めるユーザーが多いことが伺える。 月々1万円からの積立で株式や外貨預金を購入できるプランや、「プチ株」「ミニ株」などで人気の株式も小額から買うことができるため、こうした銘柄から投資を始める人が多いのではないかと考えられる。 (参照:「インターネットで始めるはじめての投資3 ミニ株にチャレンジ!(All About)」

 一方、「50万円以上100万円未満(19%)」「100万円以上300万円未満(15%)」というユーザーも合わせて34%おり、3人に1人はまとまった金額から投資を始めていることがわかる。

 投資にかける金額は、ユーザー毎の予算や状況、ニーズにより異なるため、証券会社の窓口やWebサイトのほか、初心者向けに説明をしているサイトで自分に合った投資パターンを決めるのがよいと思われる。 (参照:「投資を始めるのにお金はいくら必要なの?(All About)」

 さて、投資につきもののリスクを最小限にするには情報収集が必須だが、Q2ではその際にどんな情報を参考にするかについて尋ねた。

投資の際にどんな情報を参考にするか

 最も多い回答は、「インターネットのサイトを見る」で73.0%。新聞や雑誌、四季報など既存のメディアを抜いて1位の回答となった。インターネットでは、ニュースなどの最新情報を収集ができるほか、関連するトピックやデータを検索して参照することができる。また、レビュー機能やシュミレーション機能など、ユーザーをサポートする様々なコンテンツが各サイトによって提供されているため、投資に関する情報を収集するメディアとしては最も最適なものの1つとして挙げることができるだろう。

 次に多いのは、「新聞を読む」で63.0%と6割を超え、「雑誌を読む」が38.7%、「テレビを見る」が34.7%と続く結果となった。

 Q3では、Q2で最も回答の多かった情報収集メディアであるインターネットについて、参考にするサイトを挙げてもらった。

参考にするサイト

 上位から、「ニュースサイト」が67.7%、「ファイナンスサイト」が55.7%、「証券・金融会社のサイト」が55.0%となっている。これらのサイトはそれぞれ半数を超えるユーザーが参考にしており、多くのユーザーにとってなくてはならない情報源となっている。

 また、「投資や金融に関するブログ」が26.0%、「SNSの投資に関するコミュニティ」も4.3%のユーザーが参考にしており、頻繁に更新され、様々な投資経験者の声をきけるブログ・SNSサイトも情報源として活用されているようだ。

 今年4月に公開された株式会社マスチューンが運営する「みんなの株式」は、「個人投資家向けコミュニティプラットフォーム」として、株式ニュースなどの情報のほか、登録ユーザーが注目している銘柄のランキングや銘柄別のコミュニティ、ユーザーが提供する情報などが集まるサイトである。

 また、Yahoo!ファイナンスの「株のネタ帳」も、ユーザーが着目している様々な情報を参照することができる。

 このように、今後はニュースサイトはファイナンスサイトによる情報提供だけでなく、実際に各商品に投資をしているユーザーが情報を提供し、コンテンツが生成されていくCGM系のサイトも、有用な投資情報として活用されていくのではないだろうか。

 本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

サンプル数  :300
調査期間   :2007年05月11日(金)〜2007年05月16日(水)
調査方法   :インターネットリサーチ
調査機関   :株式会社エルゴ・ブレインズ
対象者     :20歳から59歳の会社員、公務員、自営業または自由業を営み、投資経験のある男女

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

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